
日向の国 虎屋では、この龍神伝説をテーマに、新たなお菓子を創りました。金箔入りの龍玉を内に抱いた紅白龍形最中です。紅龍は白い玉を、白龍は紅い玉をその内に持っています。北海道十勝の小豆を炊き上げた濃厚なつぶ餡と、寒天を溶かして作った「龍玉」。
未体験の味わいをお届けします。
さあ、元気と幸運を召し上がれ。
君は証しを見たか…
平成十五年九月、日向市伊勢ヶ浜の大御神社で、境内拡張工事中に深い藪から突如巨大な石が現れた。調べてみると、これが国歌「君が代」に詠われている「さざれ石」(学名・庵川礫岩)と判明。新名宮司はこのさざれ石の巨石を『神座』と名づけた。
さざれ石の発見から八年後の平成二十三年四月、宮司は思い立って神座の前にある窪地を掘り始めた。三日後、そこに現れたのは、すり鉢状の壁面に渦を巻いたような線が刻まれた丸く大きな穴と、中央に据えられた長径1㍍短径70㌢の卵形をしたさざれ石だった。宮司は正に仰天、天を仰いだという。
その後、熊本から特定非営利活動法人「日本巨石文化研究所」の代表・武内一忠氏が調査に来訪。今回発見されたものは約五千年前の古代遺跡で、渦状のさざれ石は「龍」、球状のそれは「龍の卵」を表しており、当時の「龍神信仰」を裏付けるものと指摘した。さらに、武内氏は大御神社の境内東奥にある海に面した岩窟の鵜戸神社に赴き、
岩窟上部が人工的なものであることを説いた。そして、この岩窟が龍の胎内を意味していることを、岩窟奥の御社の前に立って入口を振り返ると「昇り龍」の形がはっきりと見えることを指さし示した。
次々と現れる古代日向の歴史遺産。五千年前といえば古代エジプト初期王朝時代に当たる。私たちの祖先は何を考え、どんな暮らしをしていたのだろう。龍神信仰とはどんなものだったのだろう。
謎はロマンとなる。

写真左から
●窪地を掘ると現れた、渦状のさざれ石に包まれた卵形のさざれ石。
●巨大なさざれ石「神座」の下方にあった窪地と新名光明宮司。
●岩窟奥の御社から振り返って入口を見ると、はっきりと天に昇る龍が見える。
●大御神社から歩いて3分の日向灘に面した岩窟奥の鵜戸神社。荘厳な雰囲気に波の音が溶け込んでいる。




















